Giro di Karuizawaで初の区間トップ!!
- AMAZONとクラシックイベント
- by suna
- 2013/05/27 月 18:04
今年も「Giro di Karuizawa」が5月25日(土)、26日(日)の両日行われました。毎年、「Giro・・」と「Rally Nippon」には、”絶対に”出場すると決めていましたが、今年は、この週末に「Rally Nippon」(Y154=横浜)と「Giro・・」が重なってしまいました。ただ、「Rally Nippon」は、11月末に”台湾一周ラリー”があるので、私と「・122」AMAZONは、初の海外遠征を心に決めて、従来通り「Giro di Karuizawa」に出場することにしました。昨年は、それまで一緒に「Giro・・」に出ていたS大先輩が亡くなってしまい、参加を取りやめましたが、今年は、S大先輩の奥様の応援に見送られて40年来のラリー仲間Kさんと中軽井沢駅前広場をスタートしました。一昨年までは、「Giro・・」というと常に雨と濃霧に祟られて苦戦を強いられてきましたが、今年は真夏の様な太陽が照りつける快晴の2日間でした。「徹底的に”走り”に徹したクラシックカーラリー」との評判が高いだけに、例年通り往年のスポーツカーのオンパレードです。戦前車は、ゼッケン1番の1935年BMW319Sportの1台だけです。そして、年式順のゼッケンで「・122」AMAZONはゼッケン15番。つまり、比較的年式の新しい往年のスポーツカーばかりが集まった・・・と言う感じです。駐車場に並ぶとズングリむっくりの「・122」AMAZONと、やはり小さくコロンとした「三菱500」が”異彩”を放っています。この1965年「三菱500」は、俳優の唐沢寿明さんと、お笑いコンビ「フォーリンラブ」のバービーの相方ハジメこと佐藤肇さんが組んでいます。ま、ランチアストラトスまで並み居るスポーツカーに交じって、「突っ走るラリー」でどこまでやれるかが、私と「・122」AMAZONの楽しみなのですから、戦いの舞台に不満はありません。とはいえ、何しろ目立つので、困ってしまいます。「三菱500」は有名人だし、こちらは、二人合わすと年齢130歳という爺コンビ。ま、「変わり者」という目で見られても仕方ありません。ただ、ズングリむっくりでも、1983年、84年の欧州ラリーチャンピオンカーですし、我々爺組もかつては世界のラリーを戦ったのですから、頑張るのみです!ということで、我がコ・ドラのKさんは、昔取った杵柄で、今の人は見たことも無いような”ラリー用円盤”と、最新式カウントタイマーを駆使して臨みます。Kさんと交互に「・122」AMAZONのコ・ドラをやってくれているTさんは、今回は1967年ランチア・フルビアで出場です。こうなると、この二人のコ・ドラもお互い戦闘モードです。「Giro・・」名物の林道を閉鎖したヒルクライム計測区間「スペシャル・テスト」(960m)にも”当然”全開でタイムアタックしましたが、急なヘアピン連続のヒルクライムでは、ライトウェイトスポーツには「ちょっと」勝負にならない・・・というか歯が立ちませんでした。それより、ウデの見せ所は、長く、ワインディングの続くCP間をいかにタイムに遅れずに「突っ走る」かにかかっています。今年は主催者も言うように「さらに走らせる」設定となっていて、ちょっとでも気を抜くと、どんどん遅れてしまいます。その、最たるヤマ場となったのが、ランチレストの志賀高原丸池ホテルの3CPから上田市を通過し東御市までの指定時間115分あまりの区間。スタート前のドライバーズミーティングでは、「115分の中には、ランチレスト分の60分も含まれる」との説明があったのですから、我々は給油時間も含めて、この距離から逆算すると、いくら高速道路が40km近くあったとしても、全くランチなど食べている時間は取れないと判断。ひたすら走り続けたのでした。結果、”全開”で走り続けて、4CPに2分前の113分で到達。それはそれは、必死に走ってのタイムでした。しかし、そこにいたのは、たったの5台。さらに、計時オフィシャルも到着したばかりで、計時の準備も出来ていなかったのです。当然、到着した5台は「必死に走って来たのだから・・」と計時を迫るのですが、その後は、ぱったりと到着する車が途切れてしまい、オフィシャルは「現場オフィシャルの判断」で、ここで「60分のレストを与え」「60分後からゼッケン順に計時する」とのこと。名だたるスポーツカーに遅れまいと、「・122」AMAZONに鞭打ち手に汗握り「必死で走って来ても」、何の意味も無くなってしまいました。ぼーっとして60分待つことになり、ならば、ここでの「CP線踏み」で、115分+60分で、きちっと1/100秒まで合わせ込んでチェックインしよう・・・とKコ・ドラと腹に決めたのでした。そして、腹の虫は納まらないまま、土曜日のゴールを迎え、ウェルカムパーティで前半戦の表彰式に出席しました。ところが、何と、この怨念の4CP執念の”線踏み”で区間「1位」で表彰されてしまいました。その誤差たるや「00.00.00.07」という、かつて達成したことの無い、まさに神業のような成績!!ま、いろいろありますが、区間「1位」のブロンズ盾とワインなどをもらってしまうと、偏屈爺もニンマリしてしまうのでした!ということで、残る日曜の後半戦で上位進出・・・とは思ったのですが、快晴で新緑の日曜日とあって、観光バスや、行楽の車に行く手を阻まれて、必死に走るものの、なかなかオンタイムに持ち込めずに悪戦苦闘。最終的には総合18位で今年の「Giro di Karuizawa」をゴールしました。本当に充実した「”全開”で走りっぱなし」の2日間で、かつてないほど過酷に回し続けた「・122」AMAZONのエンジンは、”シルクのように”吹き上がるようになり、嬉しいような、ちょっと心配なような・・・。ただ、ブレーキもクラッチもミッションも「かばいながら」の”全開”走行は、65歳の誕生日を前に、久々に心底疲れたラリーとなりましたが充実感もひとしおでした。さて、クラシックカーラリーで凌ぎを削った後は、来週から、ル・マン24時間レース対応で、ずっとヨーロッパです。こちらは、”超ハイテク”のハイブリッド対決で、Audiとの一騎打ちです。頑張らないと!!
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